ストレス 書籍紹介 信念対立 態度 論考

解決，解明，それに続く抱えるということ

　昨日の記事， 抱えられるということ―留めておける力― で，問題に対処する「解決」，その問題に対して根本を明らかにし問題が成立しなくする「解明」，それに次ぐ方法である「抱える」ということを提案しました． 　昨日も述べたが，「解決」や「解明」は確かに有効な手段ではあるのですが，一...

ストレス 書籍紹介 論考

抱えられるということ―留めておける力―

　わたしたちは，何か問題にであうと，何とかしてそれを解決しようとします．問題の原因やそれがもたらす影響を分析し，それに対してその問題が問題化しないように対処して，問題の影響力を自分が対処できる範囲のものにしてコントロールしようとするのです．それに対して，新しいアプローチが提唱され...

エッセイ 作業 作業療法 身体性

五感で楽しむ

作業療法学科での一コマ ある日，帰ろうと思って教員室を出ると…， 　「クァーン，クァーン，クァーン」 という音がわたしの耳に飛び込んできたのでした． 　「んっ，をっ，な，なんだぁ～」 その音のする方にわたしの足は向いており，こころは小躍りしだしました． 　...

自由 態度 論考

AIの台頭に見る，時代の移り変わりとひとのありよう

　7月2日，将棋の藤井4段の連勝がストップした．しかし，前人未到の29連勝は素晴らしい記録であろう．この藤井4段は，AI世代である．今では，プロ棋士に勝利するようになったAI相手に練習し，実力を磨いていったと耳にしている．このAIの誕生は，わたしたちの生活に大きな変化をもたらそう...

作業 作業療法 論考

作業がわたしにもたらすもの

昨日，一昨日と京都で，「第1回　ひとと作業・生活研究会　学術集会」に参加していました．テーマは，「作業療法臨床の知～作業を用いる療法の本質に迫る～」でした．そこで，研究会の主宰である山根先生がおっしゃったこと，その中でもこれまでの歴史的展開の中での作業療法での「作業」ではなく...