第1回うつ病作業療法研究会学術大会覚書

昨日は,第1回うつ病作業療法学術大会が,日本のリワークの発祥の地であるNTT東日本関東病院で開催されました.大会長の岡崎うつ病作業療法研究会会長の講演に始まり,うつ病やうつ病を持つ当事者について,うつ病治療(リハビリテーション)の視点からの作業療法の捉え方,当事者のお話や現場からの実践報告,グループワークと様々に趣向を凝らした構成となっており,いろんな角度から考えるヒントをいただき,大変勉強になりました.

その中でも,グループワークでは,うつ病に効果的な作業を分析していく中で,その特徴的な構造が見えてきました.特に我々の班は,リラクゼーションから体力そしてレクレーション(音楽,スポーツ,一部芸能),心理教育,社会(メタ)認知,神経認知という一連の流れ.また,リラクゼーション,創作活動,認知機能の流れ,それらに取り囲まれる,排せつと調理,摂取に代表されるいのちを紡ぐ作業.そういったつながりによって築き上げられた全体像という構造が見えてきており,非常に興味深かったです.

その後のディスカッションも深まりました.そのあたりはいずれ雑感として簡単にまとめたいと思います.

今回は,後半の横田さんの実践報告,うつ病治療に有効な作業応用編のグループワークの司会という大役を仰せつかっていました.
その中で,自分が臨床で感じていることを少しお話しさせていただく機会がありました.そのときの資料をホームページの資料室のページに載せました.資料の説明は後日このブログでおこなおうと思います.こうご期待(笑)

昨日あつまった方々を中心に,作業療法士のネットワークが広がり,様々な情報交換が可能になることで,発展していくことを期待しました!!その一員として励みたいものです.

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